まちづくり推進委員会第54回”地域支え合い分科会(研究会第3回)”

まちづくり推進委員会

議事録

〇日時  2025年10月27日(水) 午前9時~10時20分

〇開催方法  ZOOM

〇参加: 7名                                

👉東京大学高齢社会総合研究機構(IOG):2名

高瀬 特任研究員、後藤純 東海大学建築都市学部准教授

👉地域支え合い分科会:5名

1 本日の内容

 【高瀬先生】

    この間の町内の動きはどうか。

    10月18日には、みらいふる鎌倉の「地引網」に参加できた。感謝したい

 《「みらいふる鎌倉地引網:多世代交流事業 in 坂の下 (由比ガ浜)」

   【A委員】

      「白扇会」も、この事業の中の自主企画として「海藻展」を行い、子どもたちも多数集まり好評だった。10月30日には、企画者の杉山順子さんを囲んで「慰労会」をやるので、今後の企画など話し合いたい。

👉添付ファイル(写真)

 《「ポニー号減便」問題

   【B委員】

1  10月20日から、運行するバス会社が京急から江ノ電に代わった。運行は、朝夕の時間帯を除く10時から16時までは1時間に一本の運行で、減便問題は「待ったなし」だと考えている。

 2 白扇会員のアンケートでは(会員92名中77名回答)、①増便22名 ② グリーンモビリティの導入 ③ タクシー利用8名などの回答が寄せられたが、いづれにしても来月中旬ごろに行われる町内会とバス会社との会合の中で、要望はしてみる。

3 いわゆる「グリーンスローモビリティ」については、千葉市幕張ベイタウンで、市交通政策課が主宰して実施をしていることを知った。11月4日に、白扇会の3人で現地に出向き、説明をしてもらうことになった。現状や課題などを調べてきたい。

👉・神奈川県葉山町議会 総務建設経済常任委員会 視察研修会報告:20241029.pdf

千葉市:幕張ベイタウン・ベイパーク地区でグリーンスローモビリティを運行しています!(愛称:ベイ太くん)

2024年度千葉市グリーンスローモビリティ実証調査が始まりました | 幕張ベイタウン自治会連合会

   【C委員】

      「まちづくり推進委員会移動分科会」では、この間29回の分科会を開いた。一昨年3月に、「グリーンスローモビリティ、チョイソコ(オンデマンド乗合乗降サービス)のいずれも、会費の設定、会員募集の見通し、協賛事業者確保の可能性、それらに基づく採算性から、事業化の提案は困難」という判断となった…。👉第28回議事録:28.pdf – Google ドライブ

 【高瀬先生】

      近年は、“まちづくり”の取組みでも、クラウドハンティングで「原資」を集めることもあるのだが…。 👉まちづくり・地域活性化のクラウドファンディングプロジェクト一覧 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

 《「ポニー号減便」問題👉地域の交通環境》

 【後藤先生】

1 玉川学園の「まちづくり」:移動の取組みでは、違法駐輪対策といくことで、東京都(町田市)の肝いりで、18年前に「タマちゃんバス」が始まったが、これは当地のポニー号に近い。

     👉運行経路・時刻表:unkoukeirozu20220116.pdf

       玉川学園コミュニティバス – Wikipedia

2 「移動の問題」を理解するには、それが、①「困っている」のか、それとも②「不便」なのか、切り分けて考える必要がある。

 その前提としては、①公助👉福祉(扶助)、②共助(健康保険・介護保険など)、③互助(町内会、老人クラブなど)、④自助、の四区分を考える必要がありそうだ。。

 ところで国交省は、移動困難者に関する問題を、交通を担う企業の「営業努力か」、それとも落ちこぼれる人たちへの「福祉政策か」という、2分割の仕分けでしか考えていないと思われる。したがって、「移動手段に困っている」という人に対応するのは「福祉」の問題であるという位置づけになっている。

 しかし、ここで問題にしているのは、「本当に困っている、まったく手段がない」ことへの対策ではない。つまり、「家族の介護を個人だけで扱うような困難な問題」ということではない。万一の場合はタクシーを使うということが可能だが、「バスが減便されて買い物に不自由をしている、混雑する、生活が不便になった」ということだ。「この町が高齢者にとって住みにくくなっている、それを何とかしたい」という問題だ。その意味で市役所などへの問題提起としては、「(本当に)困っていること」、「不便だ」ということとを明確に区別して当たらないといけない。問題をすり替えられてしまう。ただ、厚労省がこうした「不便になって困っている」というコミュニティーの問題について「地域包括支援センター」を核とした対策を検討しているようだ。

つまり、「家族の介護のような本当に困っている人への福祉(公助)」ということではなく、「不便で困っている人たちへの共助・互助」に対して、例えば、買い物などでの移動の問題、白扇会の「オリーブアプリ」活用のための要員確保の問題などを含めて、「「地域包括支援センター」」を核として活動ができないかという問題意識があるようだ。

我々の問題解決もこの方向に沿って動くのがいいのではないか。

       👉 介護保険制度等を活用した高齢者の移動支援・送迎のための手引き

【高瀬先生】

   次回は、社協、地域包括の参加をいただくことを前提に、とりあえず11月21日(金)午前9時から開催としたいが、いかがか?

👉分科会出席委員、了承。 

文責 1D 小林 淳

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